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初対面の人と3分で深い話しができるコツ

初対面でもすぐに深い話しができる人と、何回かあってもあたりさわりのない薄ぺらっい感じの会話しかできない人がいる。
その違いってなんだろう??

そこで、今回はこの初対面でも深い話しができるコツについてご紹介したいと思います。

コミュニケーションの鍵は質問力にある

斎藤孝さんの『質問力』という本の中に書いてあった1フレーズですが、本当にその言葉の通り。コミュニケーションとは、質問の投げかけから始まる。浅くて、なんとなしの質問には浅い答えしか返ってこないし、深く抽象的な質問には、答える方が面食らって答えに窮してしまう。

この本で印象的だったのが、
「話し手の経験やエピソードなどを話してもらったら、そこに自分の経験を重ねて受け答え、質問をしていくと、ふたりの距離が一気に縮まり、深い話しができる」ということ。

私はインタビューの仕事も多いのでタレントやアスリート、起業家さんの取材をよくしているのですが、とにかく時間が短い。

「取材時間30分の中で、正味話せるのは15分ちょっという短時間でいかに、本心で語ってもらうにはどうしたらいいか」と思うのですが、

そのとき大事にしているのは、「単に、相手に質問を投げかけ、聞きだそうとするのではなく、自分の思いや体験も伝えて、会話をするようにインタビューをする」ということです。

相手もよくわからない質問者に仕事だからと言って、そう簡単に本心を語るわけないのです。こちらがどんな記事を作りたくて、どんな思いで今回の取材に臨んだか、その前提を話した上で、相手にこちらの人柄や気持ちを伝えながら、会話をしていく。

そうすると、人と人同士、やはり心を開いて本心を伝えてくれるんですよね。
タレントさんなんかにこちらの思いや経験を伝えてもつまらないだろう、なんて、そんな謙遜はいらないんです。

もしろ向こうはたくさんの取材を受けて、ありきたりの取材はたくさん受けている中で、媒体を背負った編集者ととしての思いや読者に届けたいことなどを伝えたり、先方が話してくれた体験やエピソードを受けて、自分もこういうことがあり、その時どう感じたなど、お互いの経験世界を混ぜ合わせることこそが、インタビューの真髄なのです。

楽しい場を作っていくためには、お互いの経験世界を混ぜ合わせること、これがポイントかもしれません。

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